環境への負荷

毛皮のなめし後

大量生産 売れ残り

中国は世界最大の毛皮製品生産国です。国内の毛皮生産に加え、毎年500万枚のミンクと150万枚のキツネの毛皮を海外から輸入しています。これらをすべて併せると、世界中で取引される毛皮全量の40%にもなります。これらの毛皮は、中国国内で染色され、ファッショナブルに色づけされた毛皮は再び世界の市場へと輸出されるのです。

2002~2003年にかけて、フィンランドで生産されたキツネの毛皮(845,325枚)のうち40%が中国および香港へ輸出されました。38%のミンクの毛皮(1,633,682枚)も中国へ輸出されています。しかし2004年、中国国内での毛皮の生産量が飛躍的に増加したため、ヘルシンキやコペンハーゲンの毛皮取引場では、多くの毛皮が売れ残る結果となりました。中国や香港の毛皮のバイヤーが買い付けをしなかったのです。

環境汚染

毛皮の為に殺される動物の数を考えるとき、それに伴って発生する副産物の環境への負荷も、無視することができません。膨大な量の血液、内臓などの廃物が蓄積した屋外の屠場からは、多くの環境汚染物質が発生します。

環境汚染の問題は、毛皮の染色施設にも言えます。クロミウムを含む危険な科学物質の数々は、周辺住人の健康・環境への重大な被害をもたらします。Shaanxi大学のチェン・フェンジア教授によると、「不適切な染色処理、特に毛皮のそれによって発生する公害は、大きな問題となりつつある」。
*3 例えば、海寧省や浙江省にある市場では、毎日約100,000枚もの生皮が取引され、化学処理が施され、染色されているのです。

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