2010年 日本の毛皮輸入量の推移
日本での生産はもちろんゼロを目指すものの、現在日本で販売されている毛皮(リアルファー)製品のほとんどは、輸入品です。
毛皮をなくすということは、日本への海外からの輸入量を減らすことが必要です。
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2005年から昨年2010年までの毛皮全形の輸入量の推移は、62,369KG → 33,056KGであり、およそ半減していることがわかりました。
推移は以下の通りです。
全体の取引金額も同様の推移をしています。
単価は、2005年は¥1,786/Kg、2007年に¥1,942/Kgまで上がったものの、2010年には¥1,506/Kgまで低下しています。
単価が下がることはリアルファーの価値が下がっているということ。それは消費者にとってリアルファーの価値が薄れて言っているということとイコールです。
しかし、単価が下がると、フェイクファーよりも買い付けがしやすく、メーカー・デザイナーの倫理観が低いと、取引量が増加してしまうリスクも上がります。
総括
2005年に中国の毛皮産業の実態の詳細な調査報告があり、それ以降アニマルライツセンターでは毛皮反対を大きく掲げ、全国でキャンペーンを行っています。多くの人の協力・運動により、輸入量は減り続けています。
このまま、リアルファーをなくすべく、さらに大きな運動にすることが求められています。
消費者にとって価値は下がり続けている中ですので、消費者にはこのまま啓発を続けていく必要があります。
今より力を入れなくてはいけないのは、メーカー・ブランド・店舗に対する啓発および消費者運動と考えられます。