毛皮の輸入、少しづつの減少:それでもまだ189,639頭が犠牲に
近年、世界中の国が次々と毛皮農場を禁止し、カリフォルニア州を始め毛皮の売買の禁止も進んでいる。だが、日本で、または世界でも、毛皮の問題はいまもまだ解決に至っていない。動物たちは苦しみの中に取り残されたままだ。
財務省貿易統計によると、毛皮・または毛皮がついた衣類などの輸入量は減り続けている。それでも、2024年の日本の消費による動物の犠牲数は189,639頭であった。

(単位:KG) | 毛皮 | はき物 | 毛皮付衣類付属品合計 |
2015年 | 144,750 | 4,415,801 | 2,188,900 |
2016年 | 125,260 | 2,892,590 | 1,730,789 |
2017年 | 143,432 | 2,673,034 | 2,004,372 |
2018年 | 147,974 | 2,465,874 | 1,933,442 |
2019年 | 106,557 | 2,114,645 | 1,302,806 |
2020年 | 91,992 | 1,520,074 | 669,116 |
2021年 | 141,866 | 1,220,895 | 475,601 |
2022年 | 114,745 | 1,426,791 | 464,162 |
2023年 | 100,372 | 1,109,233 | 395,834 |
2024年 | 86,187 | 915,850 | 283,214 |
2024年は毛皮原皮の輸入量が10万キロを下回った。とくに原皮の輸入は大幅に減少している。国内ではなめしを行うことが非効率的であるためと思われる。
毛皮付きの衣類は28万キロになりようやく先が見えてきたように思う。
冬季のまちなかでは、今でも毛皮を身に着け、無知なまま歩いている人が多くいる。恥ずべきことであることをぜひ知らせてあげてほしい。動物の苦しみの産物をファッションとして身につけていることが、すでに許されな時代であることを知らせ、持っている衣類であったとしても身につけられない社会を形成し、毛皮が許されないことを徹底する必要がある。
一方、動物の毛皮製品を売るアパレルメーカーは少なくなっている。万一見かけたら、すぐに声を届けることが必要だ。たとえ毛皮を売っていなかったとしても、それを会社の方針として持つことも必須だ。流行ったらまた売るという姿勢では、犠牲がまた繰り返されるかもしれないからだ。
このファーフリーブランドリストを参考にし、ここに掲載されていないブランドに対して、ファーフリーをWebサイトや店頭で公表するように伝えてほしい。