Good news! フランス、毛皮農場禁止!
2021/11/18、フランスの上院議会はついに、毛皮農場を禁止することを圧倒的多数の賛成で可決しました。この法案は即時発行されます。
2020年には新型コロナウイルスの影響を受けミンク農場を5年間の経過期間を経て禁止することを決定していましたが、今回の決定により、即時禁止となります。また、ミンクに限らず、フォックス、ラクーンドッグ、チンチラなどの毛皮農場も禁止になります。フランスには現在2つのミンク農場が残されていますが、これらの農場は即時廃業になります。
フランスの動物の権利団体OneVoiceによる最近の多くの調査で、フランスの毛皮農場の残酷な飼育状況が明らかになりました。2017年、2019年、2020年に記録された映像は、恐ろしい状態におかれ、傷つき、常同行動を起こすミンクが映し出されていました。目が傷つき、歯を失い、尾を失い、麻痺して足が壊死し、そして皮膚病を患っていました。
今回のフランス政府の強力な決定は、他国にも影響を及ぼすでしょう。
新型コロナウイルスは毛皮農場で変異種を生み出しました。過去のコロナウイルスも、ラクーンドッグ(タヌキ)農場で感染が確認されています。これらの深刻で恐ろしいリスクと、そしてなにより、動物たちへの残酷さから多くの人々が動物性素材を避けるようになっているという流れが、多くの国での禁止を後押ししています。
野生種の動物を飼育することは世界中がやめていっています。毛皮に限らず、その毛を利用するだけでも同様の犠牲やリスクがあります。今すぐ、アパレル企業はアニマルフリーに移行を始めてください。そして消費者は、毛皮がついてたり、またはタグに動物性の素材(ラクーンウール、フォックスウール、ウール、カシミヤ、アルパカ、アンゴラなど)が書かれていたら、その商品を棚に戻してください。ファッションに動物の犠牲は必要ないのです。